雨の日が続くと、もう梅雨になってしまうのだろうかと思わずにいられません。
「梅雨が好き」という人をいまだに見たことがないので、だいたいの日本人にとって梅雨は好ましいものでないのでしょう。日本の降水量は梅雨があるおかげで(せいで)世界の平均降水量の約2倍あるようです。
雨が降ると思い出すのは、10年近く前に急な雨に降られて、仕方なくコンビニで買ったビニール傘を父がずーっと使っていたこと。
それはコンビニで500円の傘がなくて、しかたなく買った残っていた700円のビニール傘。
年月が経ってビニール傘なのにくすんで透明ではなくなっていて、よく見れば透明なテープで補修もしてありました。
他に傘がないわけでもないし、この傘よりも良い傘もあるのに、なぜかずーっと我が家の傘立てにある700円のビニール傘(10年もの)
以前、母が捨てるつもりで、燃えないゴミの日の袋に夜に入れておいたら、朝になったら傘立てに戻っていたりもしました。(もどした犯人はきっと父でしょう)
どんなこだわりがあるのか、貧乏性というわけでもないはずなのに、なぜかこの傘にこだわる父。
さすがに『外に持って出かけるのは恥ずかしいのでやめてくれ』と頼んだので、家の庭で使っていたぐらいなのですが、何が父をそこまで執着させたのでしょうか。
今でも、雨が降ると、あのビニール傘と父の顔をふと思い出します。
あ、この書き方だと父が亡くなったかのように見えますが、問題なくピンピンしています。
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